• ミネソタ多面人格目録 MMPI

    1943年にミネソタ大学の心理学者S. R. ハサウェイと精神科医J. C. マッキンレーによって開発された、精神医学的診断の客観化を目的として開発された質問紙法の性格検査。550問の質問項目からなり、質問数の多さ、尺度の詳細性において、信頼性が高い性格検査のひとつ。精神科から心理相談まであらゆる場面で用いられ、性格研究においては最もよく用いられる。一方で、質問数が多いため、検査に時間がかかるのが難点。回答方法は「そう」「ちがう」である。

  • ムーブメント療法

    1970年にアメリカのM. フロスティッグ博士が提唱した教育理論に基づいた発達支援法。運動遊びを原点とし、子どもの自発性、自主性を尊重し、子ども自身が動くことを学び、動きを通して調和のとれた発達を支援する療法。近年では、特にインクルーシブ教育(保育)や家族参加型の療育(家族支援)としても活用されている。


  • Make A Picture Story test(MAPS)

    1947年にE. S. シュナイドマンによって考案された描画法による投影法性格検査。紙面上の人物の1人をある環境(寝室や台所、路上など)に置き、物語をつくるよう患者に求め、その内容から、病理学上の疾患を推定する。

  • MPI モーズレイ人格目録

    1959年にイギリスの心理学者H. J. アイゼンクによって開発された質問紙検査。外向性‐内向性と、神経症的傾向という2つの因子を測定する目的で構成されている。複数の国で翻訳され、ヨーロッパで広く利用されている。

  • 盲導犬

    目の不自由な人が道路などで安全に歩行するのを助けるため、特別な訓練を受けた犬を盲導犬という。路上ではハーネスという胴輪をつけており、介助犬、聴導犬とともに補助犬と呼ばれる。道路交通法や身体障害者補助犬法という法律でも認められている。

  • モニタリング

    相談支援の中で、サービス等利用計画に照らして状況把握を行い、決められたサービスや支援が約束どおり提供されているかどうか、サービス提供者の活動と利用者の生活を見守る事。モニタリング時には、サービス提供者は、その時点までのデイサービスの提供状況を踏まえて、課題の達成度や気づきの点などの情報を積極的に述べることが重要。放課後等デイサービスでは、おおむね6か月に1回以上モニタリングをすることになっているが、子どもの状態や家庭状況等に変化があった場合にもモニタリングを行う必要がある。モニタリングを行った際の記録をモニタリング報告書と呼ぶ。