• 矢田部ギルフォード性格検査

    J. P. ギルフォードの人格特性理論に基づき、矢田部達郎によって作成された質問紙法の性格検査。120問の質問項目からなり、検査時間が約30分程度で手軽に実施でき、多面的な診断が可能であるため、広く用いられている。検査結果が5系統・全15型(5系統×3類)のいずれに該当するかを判定する。回答者の意図的な反応歪曲に弱い、性格傾向を見ることはできるが弁別はできない、などの欠点がある。

  • 薬物療法

    薬物療法とは、さまざまな病気や障害において、命をおびやかしたり、生活に支障をきたしたりする症状を、化学的な薬によって改善させる方法です。「化学療法」「内分泌療法(ホルモン療法)」「分子標的療法」などの種類がある。すぐに期待される効果が得られるとは限らず、定期的に状態を確認しながら薬の調整を行う。

  • 遊戯療法

    主に子どもを対象に、言葉ではなく遊びをコミュニケーションの手段として、自分の心を自由に表現させることにより、治療者がそうした子どもの表現から心理状態を理解し、治療に役立てることを目的とした心理療法。プレイルーム(遊戯室)では、「安全」にして「自由」であることが保障される。そして、子どもの「心理課題」をもたらしている「こころの世界」が表現されていく。

  • 養護学校

    知的障害者や肢体不自由者、病弱者などを対象に義務教育に準ずる教育を行い、必要な知識技能を授けることを目的とした学校を養護学校という。特別支援学校の昔の呼び方のひとつである。現在特別支援学校は、聴覚障害、視覚障害、肢体不自由の障害、知的障害、身体虚弱や病弱者の5つに分かれている。