• リハビリテーション

    心身に障害のある者がしっかりと社会復帰できるように促すための専門技術のこと。運動療法、物理療法、日常生活動作練習、装具療法などがある。

  • 療育手帳

    知的障害(児)者が福祉サービスを利用する時に必要な手帳。知的障害(児)者に対して一貫した指導・相談を行い、また援護措置を受けやすくすることを目的としている。障害の程度によって、利用できる福祉サービスが異なる場合がある。地域によっては「みどりの手帳」「愛の手帳」など名前が異なる。療育手帳の対象とならない場合でも、精神障害者保健福祉手帳の対象となることがある。


  • 臨床動作法(心理リハビリテイション)

    1960年代後半に、成瀬悟策によって提唱された心理療法。脳性マヒ児に対する催眠暗示と、弛緩(リラクセーション)訓練の方法から始まり、適切な立位姿勢を保持するための訓練も積極的に行われるようになった。自閉症、多動症児や、統合失調症、認知症高齢者、スポーツ選手などのトレーニングにも取り入れられている。動作を通して心理的問題を改善する心理療法である。

  • 理学療法(PT)

    理学療法(PT)とは、病気、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した状態にある人々に対して、運動機能の改善や維持を目的に行います。運動そのものへのアプローチだけではなく、温熱、電気、水、光線などの物理的手段を用いて行われる治療法です。理学療法士が医師の指示に基づいて行われる。

  • ロールシャッハ・テスト

    ロールシャッハによって考案された投影法人格テスト。深層心理を探ることができるといわれているパーソナリティ検査。
    インクのしみをたらした左右対称のあいまいな図形を提示することで、被験者の反応を問う。被験者には、どのような性格傾向を知るためのものかが分からないため、被験者自身が自分の反応を歪曲する傾向が少ない。また、検査結果から非常に多くの知見を得ることができるため、非常に有効な性格検査である。ただし、検査結果を正確に把握するために、実施方法や解釈については、熟練が必要とされる。ロールシャッハ・テストでは、被験者の知的側面、情緒的側面、衝動や感情の統制のあり方、対人関係の特徴、病態水準、予後の予測など多角的なアプローチができる。